戦時中のプロパガンダ週刊誌を発掘

 「寫眞週報」(写真週報)なる雑誌が出てきました。
 ざっくりと説明すると、国が発行した戦時中のプロパガンダ週刊誌です。
 詳しくは Wikipedia をご覧いただくとして、内容をつまみ食いしてみようと思います。


 「写真週報」は、すべて国立公文書館 アジア歴史資料センターのサイトで内容を閲覧する事が可能ですが、画質にかなり難がある(読めない部分が多い)ため、この日記ではブログの容量の範囲内でそこそこ高画質(見開きでおおよそ横2000×縦1400ピクセル)の画像を使用しています。
 サムネイルをクリックし、表示された画像をさらに右クリックでお使いのパソコンに保存し、それを表示させ、ズームすることにより、最高の画質で閲覧することができます。
 当時を知る資料としてご覧ください。


 今回紹介するのは、写真週報 第221号(昭和17年(1942)5月20日発行)です。
 「トラ・トラ・トラ」の真珠湾攻撃が昭和16年12月8日(現地時間では7日)ですから、それから半年ほど経った時期です。
 日本海軍が壊滅的な打撃をこうむり、太平洋戦争の転換期となったミッドウェー海戦(昭和17年6月)のすぐ直前ですが、おそらくはほとんどの人が戦勝ムードに酔っていた頃だと思います。


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 国立公文書館で公開されている画像はモノクロですが、実際には表紙と裏表紙は二色刷りでした。
 本号は、海軍特集のようです。
 写真についての解説は、23ページにあります。

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旗艦三笠の橋頭に、あの日、はためいた戦闘旗」とは、明治38年(1905)5月の日露戦争日本海海戦のことを指すのでしょうか。
一億の感謝をこめて讃えよう」とありますが、戦時中の有名なスローガンで、軍歌にもなった「進め一億火の玉だ」という言葉から、当時の日本の人口が既に1億人を突破していたように思われますが、これには台湾と朝鮮半島の人口も含まれており、現在の日本の領域の人口は、7千万人台でした。

 なお、この「時の立札」のページは、後の号になると、欄外に「他へ転載その他ご利用下さい」と書かれるようになります。

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 永野修身軍令部総長。
 詳細は Wikipedia をご覧ください。

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 本文は主に見開きで、写真を多用した読み易いものとなっています。
 こちらは軍艦のグラビア。

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 こちらは海軍航空隊。

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 こちらは海軍潜水学校。
 潜水艦は「海底のドロ亀」から「海の狼」へと変貌した、とあります。

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 珊瑚海海戦のイラストと戦果、そして「大東亜戦争要図」。
 戦果として、撃沈した敵艦のスペックが書かれています。
「我々はこんなすごい敵を屠ったんだぞ!」と言わんばかりです。

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 開戦後に撃沈した英米の軍艦の一覧が載っています。
 まだミッドウェーでの大敗北の前であり、誰もが勝利に酔っていた時期でした。

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 現地リポートのページです。
 オランダ領東インド(おおよそ現在のインドネシア)がヨーロッパの支配下に置かれてからは、インドネシア独立歌を歌うこともできなかったが、日本軍の保護下に入ってからは裁判をインドネシア人自身の手で行なえるようになった。現地人の中には、日本軍の歩哨の「異状なし!」という言葉を挨拶だと思って、日本人に対して「イジョウナシ!」と言ってくる者もいる。オランダ支配下では差別されていたイスラム教徒は親日的な一方、同じインドネシア人でもキリスト教徒は日本人に対しよく思っていない。彼らもまたオランダ植民地政策の犠牲者なのだ……といったことが書かれています。

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「今日はみんなで海軍館を見学しませう」
「雷撃ッて、何のこと?」
「雷様にひどくやられることだよ」

 いきなりくだけた文体で始まっているのは、年少向けの記事だからでしょうか。
 海軍館は、旧海軍の記念館で、建物自体は平成4年(1992)まで残っていたそうです。

 中には
・観艦式の模型
・進水式の模型
・軍艦の断面模型
・水上偵察機の実物
・空母から艦載機が発進する模型
・給糧艦とその中で作られる食糧の模型
 てんぷらやお寿司やお菓子も作れる!? 本当に作ってたんでしょうか。
・秀吉の朝鮮出兵時の船の模型
・艦砲射撃装置
 照準装置役と砲手に分かれて、操作ができるようです。
・無線通信機の展示
・潜望鏡
……などの展示があるとのことで、今で言うところのてつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)のような施設だったようです。

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 戦場カメラマンについてのリポートです。

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 病院船についてのリポートです。
 条約によって病院船は攻撃しないことが定められていますが、日本軍がオーストラリアを攻撃した際には停泊していたイギリスの病院船には攻撃を加えなかったにもかかわらず、その後のティモール島ではイギリスが日本の病院船に攻撃を加え「非人道振りを発揮しました」……とあります。

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「忙しかつたこの半年」
 太平洋戦争開戦後半年の様子を、コミカルに描いています。
 インドの辺りには、ガンジーっぽい姿の人がいます。ただし、ガンジーは、帝国主義的な動きを見せる日本との連携には慎重だったそうなので、一般的なインド人を描いているだけかもしれません。
 左下で「金サヘアレバ・・・・」と言いながら沈んでいるのは、華僑でしょうか?

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 奥付です。
 編集した「情報局」とは、プロパガンダや言論・出版などを行なった政府機関です。
 詳しくは、 Wikipedia をご覧下さい。

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 裏表紙は貯蓄債券や報国債券の広告です。
 これらの債券は、戦後に無効にはなりませんでしたが、ハイパーインフレにより実質的な価値を失い、紙くず同然となったそうです。

「復興貯蓄債券の満期償還元利金で戦時債券をお買ひになれば乗換奨金が貰へます」とありますが、復興貯蓄債券とは、関東大震災からの復興のために発行された債券とのことです。


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道の駅で遭遇した巨大な錦鯉

去年、「道の駅 やぶ」に行ったときの写真が出てきました。
兵庫県養父(やぶ)市の、あまり交通量の多くない県道沿いにひっそりとある感じの道の駅なのですが、そこにあるオブジェがものすごいインパクト。

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全長5m!

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トイレの壁にも滝を昇る鯉があしらわれています。

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地面にも。

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養父の地と錦鯉の由縁についての説明。
江戸時代に食用鯉の養殖を始めたのち、戦前に新潟県から錦鯉を導入して養鯉をおこなっているとのことです。
黒ダイヤ系の品種、ひれ長鯉はこの地で誕生したとあります。

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敷地内の池には、けっこうな数の錦鯉が泳いでいます。

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写真では分かりづらいですが、かなりの数の黒鯉もいました。

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池の奥の滝には、こうのとりらしいオブジェも配置されています。

場所はこちらです。

大きな地図で見る

近隣には、養鯉を営んでいる店が何件かあるようです。

道の駅の詳細については、Wikipediaをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E3%81%AE%E9%A7%85%E3%82%84%E3%81%B6


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ブラックホール、果たしてその威力は

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どんな黄ばみも取ってしまうという、キョーリンのブラックホールを買ってみました。

錦鯉に餌をやっていると、どうしても水にエサの色がついてしまいます。
うちの場合、色揚げ用の赤い色のエサをあげているので、水槽がこんな色になってしまってます。

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ほぼ1ヶ月、換水していない(蒸発分のみ注ぎ足し)状態です。
しっかし、すごいカッコウだなオイ。
(撮影のため、ヒーターを移動しています)

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底石(サンゴ石)は、このように見えます。
実際には、水の色はもっと濃いのですが、デジカメの自動色調補正のせいか、実際より薄めに写っています。

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ブラックホールの中身はこんな感じです。
今回は2袋入りを買いました。
投入月日が書き込めるようになってるんですが、何を使って記入したらいいんでしょう……?

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説明のとおり、上部フィルターの中に設置してみました。
すると……


――― 24時間経過 ―――



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こうなりました。
(撮影のため、ヒーターを移動しています)

みみみ水がかかかかがやいてる!!!!
Photoshopで色調補正したわけじゃないですよ!

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底石はこんな感じです。
奥の底石まで白く見えます。

130311-200732(1).jpg
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ビフォーアフター。
並べてみると、違いがよくわかります。

臭いも少なくなっているように感じたので、説明書きをよく読んでみると……。
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臭気も吸着できる、と書かれていました。

効果は2ヶ月ほど続くとのことですが、実際にどれくらい持続するのかは、これから時間を掛けて様子を見る必要がありそうです。
また、10袋で500円くらいのやしがら活性炭が売られているので、いずれはそちらとの対照実験もしたいところです。


キョーリン ひかりウエーブ 超高性能活性炭 ブラックホール


10リットル用(3回分)・60cm水槽用(2回分)・60cm水槽用(5回分)・90~120cm水槽用(3回分)



(おまけ)
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130311-200848(2).jpg
Photoshopで色調補正すると、ちょっとだけいい感じになりました(笑)


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