IntelPCの自作に初挑戦

新しいパソコンを自作しました。

【きっかけ編】

「パソコンってあんた、こないだ強化したばっかじゃないの?」と言われそうですが・・・

そのパソコンを・・・

不注意で壊してしまったのです。

マザーボードを購入してから6年間使ってきたので、減価償却はとっくに済んだと思ってあきらめないといけないのですが、

  • つい数か月前に、強化に2万円を投じたのが無駄になった

  • その後の再セットアップでいろいろ試行錯誤して、やっと道具として使いものになるようになったのが無駄になった


というダブルパンチに襲われ、がっくりきました。

が。

パソコンがないと何も(体調管理から艦これまで)できないほど、私は深刻なパソコン依存症なのです。

すぐに新しいパソコンを用意しないといけません。

嫁さんにはメーカー製のパソコンを薦められたので、家電量販店も覗いてみたのですが、

  • 廉価品:壊したパソコンと性能がそう変わらない→そんなものにお金は出せない

  • 高級品:自作なら、同じ性能のパソコンが11~12万円安く作れる(私の場合、3Dゲームとか動画編集はしないのですが、ワープロや表計算がテキパキ動いて欲しいのです。そこで、3Dゲームとか動画編集に必要な性能を切り捨てることで、安く抑えています)


とまあ、やっぱりメーカー品は自分には高嶺の花でした。
というわけで、今回も自作の道を選ぶことになりました。


【構成の選定】

今までの自作のポリシーとして、

1.CPUはAMD製を使う
 Intel製に比べて、値段の割に性能が高い(今まではそうだった)

2.CPUは足が早い(高級品を買ってもすぐに値崩れする)ので、1万円ちょっとで買える程度のものしか買わない

3.そのCPUに応じたマザーボードを購入する

4.数年後に、値下がりした上位のCPUを買って性能を上げ、さらに数年間使う

というやり方を貫いてきました(今回は、4.が済んだ矢先にずっこけたわけです)。
そこで、久しぶりにCPUの性能や価格帯を調べた(自作するとき以外は興味を持って調べないので、浦島太郎状態なのです)のですが・・・

あれ? Intelの方がコストパフォーマンスがいい?

PC Watch「AMD、組み込み向け製品強化でパチンコ市場にも進出」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140520_649143.html

どうも、かつては
「巨人Intelにコストパフォーマンスで対抗するAMD」
という構図だったのが、もうIntelと同じ土俵じゃ勝てないと悟り、方向性を変えてしまったようです。
売上高53,999百万$の巨象Intelに対して、売上高6,568百万$のAMDが主戦場でいつまでも先手を打つのは、難しかったのでしょう・・・。

パソコン工房のお兄さんとも相談しましたが、

  • AMDは製品ラインナップの方向性(Intelの、どのグレードのCPUに性能・価格で挑もうとしているのか)が不明確になっている

  • コストパフォーマンスや将来性を考えると、もはや好み以外でAMDを選ぶ理由がなくなってしまっている(「それでも俺はAMDを選ぶぜ!」という人もいる)

  • 自作界の活性化のためにはAMDにも頑張って欲しいが、Intelとの勝負を投げてしまっている現状は残念

AMD64の栄光よ永遠に。

というわけで、今回はIntelのCPUで自作することにしました。
長いことAMDのCPUにお世話になりましたが、自分の手足のように使う道具ですし、安くないお金を注ぎ込む以上は、それなりのものを作りたいのです。

次の問題は、どのグレードのCPUを購入するかです。

IntelのCPUは、ローエンドのCore i3・ミドルレンジのCore i5・ハイエンドのCore i7があり(サーバ用とかのCPUは、この際無視です)、今までの「1万円ちょっとで買える程度」のCPUだと、Core i3-4150あたりになるのですが、これだと壊れたパソコンとそれほど性能が変わりません。
折角AMDという軛から離れたので、今回は清水の舞台から飛び降りた気分で、ぎりぎりハイエンドの Core i7-4790 を選びました。

こんなに高いCPU買ったのは、生まれて初めてです。
なにしろ、今までどおりAMDのCPUを選んでいたら、パーツ総額(CPU+マザーボード+メモリ)が同じくらいの値段で収まっていたはずなのです。

その他の必要なパーツも、以下のとおり買い揃えました。

corei7-01.jpg

  • CPU:Core i7-4790(定格3.60GHz・ターボブースト時4.0GHz)リテール品
    35,480円

  • メモリ:TEAM DDR3/PC3-12800/4GB×2枚
    9,480円

  • マザーボード:GA-H97M-D3H
    10,800円

  • 光学ドライブ:LG スーパーマルチ
    2,800円

  • グリス
    380円

  • 電源:使いまわし 0円

  • 筐体:使いまわし 0円

  • マウス:使いまわし 0円

  • キーボード:使いまわし 0円

  • VGA:オンボード 0円

  • FDD:マザーボードにコネクタがないので廃止 0円

  • SSD・HDD:使いまわし 0円

計:58,940円

Amazonの方が田舎のパソコン工房よりも安いだろうとは思ったんですが、組立後に相談に乗ってもらうこともあろうかと、パソコン工房から購入しました。




帰宅後に調べたところ、価格差がなくて逆にびっくりしました。
家電量販店で販売している同グレードのパソコンを購入するよりは10万円以上安く済んでいますが、さすがにマウスコンピューター等のBTO製品と比較すると「工賃程度安いかも」という程度です。

光学ドライブは、以前に使っていたドライブが壊れたわけではないのですが、以前のドライブ用の端子が新しいマザーボードでは廃止されてしまったので、使いまわすことができませんでした。
また、FDDも同様に、端子が廃止されてしまったので、設置できなくなりました。
まあ、前回の自作以降、FDDを使った記憶がないので、もう時代に必要とされていないということでしょう。


【組立編】

では、さっそく組み立てましょう。

corei7-02.jpg
改装前の中身です。
今回は、筐体以外をほぼすべて入れ替えることになるので、中の部品をほぼすべて外します。

とりあえず、ケーブル類は全部外します。

corei7-03.jpg
巨大CPUクーラーを外し(後で使うので、グリスをきれいにふき取ります)、

corei7-04.jpg
結局、半年も使ってなかったPhenomを外し、

corei7-05.jpg
自分で付けたチップセット冷却用のファン(CPUクーラーの影にあります)も外し、

corei7-06.jpg
HDDも外し、マザーボードを外します。

corei7-07.jpg
おっと、DVDドライブを外すのを忘れるところでした。

corei7-08.jpg
DVDドライブだけ、先に設置しておきます。

ここで説明書を読みます。

corei7-09.jpg
前回の組立までのマザーボードの説明書は、英語で書かれていましたが、
(パソコン用語をカタカナで覚えていれば、なんとなく読めますが・・・)

corei7-10.jpg
読める、読めるぞ!!
時代の変化に感動です。

corei7-11.jpg
新しいマザーボード用にI/Oパネルを交換します。
また、スペーサーの位置を、新しいマザーボードのネジ穴に合わせます。

corei7-13.jpg
これが、今回新たに設置するマザーボードです。

corei7-14.jpg
デザインド・イン・台北。
このマザーボードを筐体に設置します。

corei7-15.jpg
CPU(はじめてのIntel石)を鎮座させます。
CPUなどのICのことを昔からの伝統で「石」と呼ぶことがありますが、グレードがなんぼか上のものだと、下手なダイヤとタメを張れる「石」になっちゃいますね。


これとか。売るときには二束三文なのもそっくりです。

ここで、安全を取るなら、作業工程としてはまずCPUクーラーを設置すべきなのでしょうが、それだとCPUクーラーが邪魔になってメモリを設置しづらいので、先にメモリを設置します。

corei7-16.jpg
マニュアルによると、2枚設置する場合はこのように設置するとアクセス速度が向上するとのことです(マザーボードによって違います)。

ここから、CPUクーラーの設置作業に入ります。

CPUにグリスを塗ります。
グリスは、CPUの熱をCPUクーラーに伝えてCPUを冷やすために使われるので、少なすぎたり気泡が入ると熱がうまく伝わりませんし、はみ出すほど多すぎると熱の放散の妨げになります。
多すぎず、少なすぎずがコツなのですが、CPUの取付なんぞ人生で何度もやるものではないので、加減がわかりません。

そんな苦労をしなくてよいように、たいていの場合はCPUクーラーにシール状のグリスが塗ってある(剥離紙をはがすだけでOK)のですが、今回は以前のCPUクーラーを使いまわすため、別途購入したグリスを塗りました。


通常のグリスより熱の伝導性に優れる銀粉入りグリスもありますが、これは電気を通すため、塗布する際にはみ出したり飛び散ったりすると、ショートを起こしてパソコンを壊す原因になります。
自分の手先を信用していない私は使わないようにしています(わざわざ高いものを買ったのが壊す原因になっちゃったら、泣くに泣けないですから)。

corei7-17.jpg
CPUクーラーを設置します。
これは、こないだAMDのCPU用に購入したものがそのまま使えました。

corei7-17b.jpg
正確には、このCPUクーラーが対応するIntelのCPUソケット形状はLGA775/1155/1156/1366とあり、

corei7-17c.jpg
今回設置するCPUソケット形状のLGA1150の記述はないのですが、CPUクーラーの出荷時にまだLGA1150が存在せず、LGA1150にはLGA115xのものが使えるとのことでした。

corei7-18.jpg
案の定、CPUクーラーが邪魔でメモリが設置しづらくなりました。
(これ、後からメモリを足そうと思ったら、かなりヤバいですよね・・・)

corei7-19.jpg
CPUクーラーの電源コネクタをマザーボードに差し込みます。
これを忘れると、CPUクーラーがついててもファンがクーラーを冷やさないので、最悪の場合CPUが焼け石になります。

パソコンの中には、CPU以外にも、いろいろ冷やさなければならないものがあります。
以前のマザーボードにはファンの端子が1つしかなかったのですが、今回は3つもあるので、欲張っていろいろ付けてみました。

corei7-20.jpg
↓チップセットのヒートシンクにファンを設置。
corei7-21.jpg

corei7-22.jpg
筐体の背面にも排気ファンを設置しました。
(これも端子の位置がCPUクーラーに隠れてしまうので、CPUクーラーの設置前に接続しました)

corei7-23.jpg
マザーボードにファンの端子がついていなくても、電源ユニットとファンを直に繋いでファンを回すことはできるのですが、

corei7-37.jpg
マザーボードの端子を使えば、Windows上からファンの回転数をチェックしたり、熱くないときには自動的に回転数を下げて騒音を抑えるような調節ができるので、便利です。

corei7-24.jpg
corei7-25.jpg
続いて、筐体のスイッチや電源ランプ、HDDアクセスランプの端子をマザーボードに差し込みます。
これは間違った場所や方向にいくらでも差すことができますが、場所を間違えると何が起こるかわからないので、マニュアルと見比べながら慎重に差し込みます。
(向き(+-)を間違えても、ランプが点灯しないだけで実害はない・・・と思います。たぶん)

これであらかた繋げるものは繋いだので、起動試験をしてみます。

特に注意すべき、CPUとCPUクーラーとCPUクーラーの電源が繋がっていることを確認し(しつこいですが、CPUが焼け石になったら、今回の出費の半分以上がパーです)、電源を入れてみます。

corei7-26.jpg
起動しました!
まだHDDを接続していないので「ドライブが見つからないよ」というメッセージが表示されます。

corei7-27.jpg
BIOS画面です
おおっ、なんかカラフル。

corei7-27.jpg
CPUクロックは定格が3.6GHzですが、ここでは3997.14MHz(4GHz)、メモリが8192MB(8GB)を差しています。
CPUはターボブースト状態で動いているようです。
このパソコンで、CPUの定格クロックが、初めて買ったパソコン(Z80/3.58MHz)の1000倍を超えました。
1000倍を達成するのに26年かかりました。これを早いとみるか、遅いとみるか・・・。

corei7-29.jpg
表示言語を変更するメニューがありました。
どうせ英語とフランス語とドイツ語とスペイン語と繁体字中国語(台湾)と簡体字中国語(大陸)くらいだろ、程度に思ってクリックすると・・・

corei7-30.jpg
予想外の言語に対応。
ってか、日本語!!!??

corei7-31.jpg
いい世の中になったなあああ。

一旦電源を落とし、主電源もオフにしてから、SSDとHDD2台を接続します。
これでハードウェアとしては完成です。

続いて、ソフトウェアのインストール作業です。
これは間違えてもパーツを破損することはありませんが、一番面倒くさい作業でもあります。
しかし、自分の手足のように使う道具が快適になるかどうかは、実はここから先にかかっています。
ここで、壊れたパソコンがをセットアップした際に試行錯誤した内容を残しておいたメモが役に立ちました。
そして、Windowsや各種ソフト、プリンタのドライバ等をインストールし、道具として使えるパソコンが完成しました。

多分、組立からソフトのインストール終了までが、今までの人生の自作で一番速く完了したんじゃないかと思います。
パソコンが壊れた際には「いろいろ試行錯誤して、やっと道具として使いものになるようになったのが無駄になった」と書きましたが、まったくの無駄ではなかったようです。


【ベンチマーク編】

では、性能を評価してみましょう。

Windows エクスペリエンス インデックス

BEFORE
corei7-32.jpg

AFTER(Windows8.1にアップグレードする前の値です)
corei7-33.jpg
グラフィックス性能が足を引っ張っていますが、これは割り切っています。

ドラゴンクエストXベンチマーク

BEFORE
corei7-34.jpg

AFTER
corei7-35.jpg

corei7-36.jpg
ドラゴンクエストXベンチマークには、画質が3段階と、解像度が640×480・1280×720・HD画像の3段階との組み合わせがあるのですが、いずれの画質も1280×720の値が一番伸びました。
おそらく、

  • 640×480は、旧マシン・新マシンともにグラフィック性能を要求されず、旧マシンでもCPU性能が発揮された

  • 1280×720は、旧マシンではグラフィック性能が追いつかず、新マシンではグラフィック性能がある程度確保できた

  • HD画像は、新マシンでもグラフィック性能が追いつかなかった

からだろうと考えています。

新しいSSDなりHDDなりをつければ、もっと快適なマシンになるんでしょうが、その分の予算はCPUに回したので、様子を見ながら今後の改修予定とします。

せっかく組み立てたパソコンなので、これからも長~~~く使ってゆきたいものです。

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