鯉との接し方(と、日常的なメンテナンス)


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《みんなであんぐり》

 ここでは、普段の鯉と水槽のケアについて紹介します。
 こちらも癒されますよ。





エサの量

 金魚や鯉のエサの説明書きを読むと「一度に5分で食べきれる量を与えてください」と書いてありますが、これを真面目に実行すると、とんでもないことになります。
 なにしろ鯉は大食漢の満腹知らずなのでいくらでも食べ続けます(胃袋がないそうです)し、食べた分は次の日にはフンになって排出され、水の汚れの原因になります。
 もちろんそれを計算に入れた上で濾過装置を導入しているわけですが、エサは本来より控えめに与えた方がいいでしょう。
 特に、小さいままの鯉を楽しみたい方は、エサの量を絞る“絞め飼い”を行う事が必要です。
 そのための具体的なエサの量は、ショップで店員さんに聞くといいでしょう。
 具体的には「1日に体重の1~2%相当のエサを2~3回に分けて与えると成長する」と言われているので、それよりも絞ることになります。
 松田養鯉場さんのサイトに、錦鯉の体長と平均的な体重の表がありますので、ご参考に。

 乱暴な言い方をすれば、毎日決まった数のエサを与えてぐんぐん成長するようであれば、エサのやりすぎだと言えます。

 これだけでは無責任なので、うちでの給餌量について触れておきます。
 平成25年2月17日現在、うちの水槽には、約30cmの鯉が2匹と約15cmの鯉が1匹います。
 これを上の松田養鯉場さんの表で体重に直すと、3匹で約350g×2+約70g=約770gになります。
 これの1~2%というと、7.7g~15.4gが適切な給餌量になるんですが、現在やっている給餌量は、たった3g弱です。1日に体重の0.4%くらいの餌しか与えていない計算になります。
 ちなみに、水温は20℃程度をキープしています。
 これで、特に弱ったり痩せたりすることなく、3匹とも元気に動き回っています。
 ショップで売っている鯉は痩せていたりするので、さらに締め飼いされているのだと思います。

 エサを大量に与えたからといって、水槽に入りきらないほど大きく成長する事はありません(個体差もあるので、断言はできませんが)。
 むしろ、エサを欲しがる様子がかわいいからといって一日に何度もエサを与えた結果、食べすぎが原因で体調不良を起こし、最悪の場合は死に到るという危険があります。
 逆に、1週間程度エサを与えなくても、めったなことでは死にはしません(それで死んでしまう場合は、他に原因があったと考えられます)。
 鯉がかわいいのであれば、エサは少なめを心がけ、量よりも質のいいエサ(「消化にいい」などをウリにしているもの)を買ってあげましょう。

 なお、もともと同じ程度の大きさの鯉を飼うと、競ってエサを食べるため全員揃って大きくなりますが、最初から大きさがかなり違う鯉を飼うと、大きな鯉が先に多くのエサを食べてしまうため、小さい鯉はあまり食べられず、体格の差がそのまま続きます。鯉の世界も格差社会のようです。

 月刊アクアライフ 2012年11月号にも、本命の錦鯉よりも餌に積極的な錦鯉を組み合わせて飼育することで、本命の錦鯉の成長を抑制するというテクニックが紹介されていました。






フンすくい(“激安セット”を選んだ場合)

 “激安セット”を選んだ場合、水槽の底には敷石などが何もない状態(この状態を“ベアタンク”といいます)だと思います。
 その場合、水槽の底に大量のフンが溜まっていくのが目に見えてわかると思いますので、それを一日一回、網で掬ってやりましょう。
 バケツに水を少し溜め、フンを掬った網をバケツでゆすってやると、フンが網を離れていきます。これを何度か繰り返せば完了です。





初期の水換え/定期的な水換え

 ここで紹介した道具がうまく働けば、けっこうな大きさ(20cm~25cm程度)の鯉を4匹、2ヶ月の間掃除や水換えをすることなく、健康に飼育することができます。
 しかし、水槽を立ち上げてからバクテリアが定着するまでには、1ヶ月程度掛かります。

 水槽を立ち上げた初期の頃には、白濁りがよく発生します。
 砂利などを入れた場合に水が白く濁りますが、そのような濁りは水が上部式フィルターの中を何度も循環する間にきれいになります。
 そうでない白濁りの場合は、バクテリアが関係していると思われます。
 すなわち、次のような状態です。

1. 汚れを分解してくれるバクテリアが、フィルターの中でまだ充分に繁殖していないため、フンを分解できていない

2. 汚れを分解してくれるバクテリアよりも、役に立たないバクテリアが繁殖している

3. 汚れを分解してくれるバクテリアが酸欠で死んでしまった

 1.の場合は、いわゆる“水ができていない”(バクテリアが充分に繁殖していない)状態なので、2~3日おきに、全水量の1/3程度の水を換えて、様子を見てみましょう。

 2.や3.の場合、汚れを分解してくれるバクテリアは酸素を大量に欲しがるので、エアレーション(ブクブク)を改善することで解消できる場合が多いようです。
 一週間くらい経過しても濁りが解消できない場合は、フィルターにバクテリアが繁殖してくれたのに、それまでに発生した汚れが分解しきれないほど溜まっている状態かもしれません。
 その場合は、いっそ全水量の半分程度の水を換えて、様子を見てみましょう。

 白濁りが収まったあとも、鯉の健康維持のために、2週間に一度くらいのペースで、全水量の1/3~1/2程度の水を換えるほうが望ましいです。
 これは、水の中にどうしても溜まってしまう有害物質を減らすためです。

 もし面倒でなければ、バケツ一杯分(全水量の1/10程度)を毎日換えるという方法もあります。
 “水換えに勝る濾過はなし”という言葉があるそうです。

 なお、水換えを行なう際は、水槽の水温と新しい水の水温の違いに気をつけましょう。
 新しい水が冷たい場合は、お湯を入れるなどして温度をなるべく水槽の水温に合わせます。
 ここで、百均で買った浴槽用の浮かべる水温計が役に立ちます。

 逆に言えば、毎日ちょっとずつ水換えをすれば、多少の温度差は水槽の水が吸収してくれるので、温度を気にする必要はありません(かといって、まさか熱湯やブロック氷を入れる人はいないと思いますが)。





フィルターのメンテナンス

 ウェット&ドライろ過槽のフィルターマットは、ゴミ取り専用と割り切って、目詰まりしてきたら交換しましょう。
 グランデ600Rを光に透かして見ると、ウェット&ドライろ過槽から水がシャワーのように降り注いでいるのが見えると思います。これがきれいに降り注がなくなったら交換時期です。

 グランデ600Rの中のフィルターマットが詰まってくると、グランデ600Rの中で水がフィルターマットを通らずに、上澄みの水が右側へ流れるようになります。こうなったらグランデ600Rの中のフィルターマットを交換しましょう。
 
 グランデ600Rの一番底に敷いた吸着濾材(グランデマット-Pの吸着濾材やブラックホール)は、既定の交換時期がパッケージに書かれています。
 
 なお、これら濾材の交換は、水換えとは時期をずらして行なってください。
 濾材の交換と水換えを一緒に行うと、せっかく繁殖したバクテリアを一度に大量に捨てることになるからです。

 バクテリア活着材は、飼育水をバケツに移し、その中でゆすぐようにして汚れをそそぎます。
 数年程度は使用が可能です。
 劣化するともろくなるそうなので、劣化の兆候が現れたら少しずつ買い替えるとよいでしょう(一度にすべて交換すると、その分だけバクテリアが減ってしまうことになります)。





鯉の様子がおかしい場合

 鯉という生き物はとても頑丈で、ちょっとやそっとで死ぬことはありません。
 また、水槽飼いでは、池と違い、流入水や鳥のフンなどから寄生虫が侵入してくる、ということもありません(あるとすれば、最初から鯉にくっついて入ってきた場合でしょう)。
 でも、不可抗力で病気に罹る事はあります。
 人間でも、普段から体内に細菌を持っていても、健康な時は発病せず、体力が低下したときに細菌が繁殖し、発病に到るといったケースもあります。
 そういった場合は、慌てず騒がずネットで対処法を検索しましょう。






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