水槽をセットしよう

 道具がそろったら、鯉の棲み家を作りましょう。





重量はだいじょうぶ?

 まず、水槽をセットする場所を決めます。
 60cm水槽の場合、重量は次のとおりになります。

水槽の総重量(概算)
品目
重量
水槽6.6kg
水槽の水57kg
上部式フィルター2.2kg
フィルターの中の水3.9kg
上部式フィルターのオプション0.6kg
ガラスフタ0.6kg
ライト1.6kg
合計72.5kg

 その他に、敷石の重量なども加わるので、かなりな重量になることがお分かりかと思います。
 これだけの重量を掛けても充分耐えられるだけの家具(壊れないだけでなく、天板に歪みが発生しないこと)を用意するか、あるいは直接地べたに置きます。
 「スチールラックを使えばいいじゃん」と言われそうですし、実際そうされている方もいらっしゃるのですが、“水槽 スチールラック”でググると、組み合わせによっては大変なことになるらしいです。
 ラックの上に厚めの合板を置く事で、ラックの歪みを水槽に伝えない方法があるのですが、結局のところラック自体の対荷重と水槽の歪み耐性、そして経年劣化との相談、ということになりそうです。

 うちの場合、当初は耐荷重30kgの家具ふたつにすのこを載せ、その上に水槽を置くというかなりアクロバティックな事をしていたのですが、60cm水槽を2基に増やす際に、水槽用スチールラックを購入しました。
 その水槽用スチールラックが、こんな有様だったわけですが……(ジェックス製の水槽ラックにジェックス製の水槽を置いたら、なぜか隙間が空いているの図)。

120708-005936(1).jpg





直射日光はだいじょうぶ?

 長時間、直射日光の当たる部分は避けた方が無難です。
 日光は、ミズゴケアオコ(青水)の発生の原因となり、鯉を眺めづらくなります。
 アオコが発生した水の方が、サカナにとっては居心地がいいらしいですが、いわば宝石を展示するケースに煙幕を張るようなものです。
 また、夏場は水温上昇の原因になります。

 ただし、適度な日光を当てないと、鯉の体色が薄くなってしまうと言われています。
 可能ならば、午前中の1~3時間程度の日が当たる場所に置くと、退色を抑えることができるでしょう。
 水槽の配置上、それが無理であれば、太陽光に近い三波長ライト等の使用を検討しましょう。




水槽の設置

 場所を決めたら、おおよそ次の順にセットしていきます。
 購入していないものは、飛ばしてください。
・受け皿
・水槽
・底面フィルター
・鉢底ネット
・敷石
 最初に水洗いするよう指示がある場合は、バケツ等の中で洗います。
 絶対に水槽の中で洗ってはいけません。
 水槽のガラスにキズが入ると、破損の原因になります。
・上部式フィルター
 底面フィルターを購入した場合は、底面フィルターと上部式フィルターを直結します。
・ヒーター(まだヒーターのプラグをコンセントに入れないこと!!)
 ヒーターカバーを購入した場合はヒーターにヒーターカバーを被せておきます。
・水温計
・エアカーテンとエアポンプのセット
・水
 水道水を使う場合は、カルキ抜きを使用するか、あらかじめ水を汲み置きしておきます。
・ガラス製水槽蓋
・照明リフト
・水槽用ライト

 さあ、これで鯉の棲家の完成です。
 寒い時期(室温が20℃を切る時期)でしたら、ヒーターの温度を20℃に設定してください。
 その後、ヒーターが水に浸かっていることを確認してから、ヒーターのプラグをコンセントに差し込みます。
 現在市販されているヒーターには空焚き防止機能があり、空焚きしても火事になる危険は少ないですが、空焚き防止機能が働いたヒーターは、多くの場合、壊れてしまいます(たぶんヒューズが入っているんだと思います)。
 空焚き防止機能が働いたあとでも、正しく設置しなおしてから電源を入れなおすと使えることを売り文句にしている商品も存在します。

 なお、寒くない時期でしたら、ヒーターの設置自体が不要です。
 ここでいう「寒くない時期」とは、24時間にわたって室温が20℃を切らない状態を指します。
 寒暖差の激しい(日中が暖かくても、夜間~早朝に冷え込む)時期は、ヒーターを設置してください。
 鯉は変温動物ですので、寒暖差がそのまま体温に影響します。





水作り?

 ここで、まっとうなアクアリウムの本であれば
「この状態でパイロットフィッシュを投入し、10~15日ほど水を動かして水を作ってください」
と指導されると思います。

 “水を作る”とは、サカナの排泄物を分解してくれるバクテリアを充分に繁殖させることで、パイロットフィッシュとは、本命の魚を水槽に入れる前に、水を作るためのバクテリアとその養分を供給するために投入されるサカナ(悪く言えば捨て駒)のことです。
 しかし「一刻も早く鯉を飼いたい!」という方や、「縁日で金魚を掬ってきたと思ったら鯉だった!!」という緊急事態の場合は、そんな悠長な事はしていられません。

 飼いたい鯉を、そのままパイロットフィッシュにしてしまいましょう。

 例えば、3匹程度の鯉を飼いたい場合は、とりあえず1匹だけ買って来て水槽に放してやり、あと2匹は2週間後くらいにあらためて購入しましょう。
 大丈夫、鯉は水が出来ていないくらいでくたばる生き物じゃありません。
 山古志のきれいな湧き水掛け流しでも、澱んだ沼でも、平気で生きていけるサカナです(清流には住めないというのは、単にエサがないからという話です)。
 
 それに、水を作るために鯉以外のパイロットフィッシュを使ったとしても、功労者のパイロットフィッシュは恩知らずな後輩の鯉にいじめられ、悲惨な末路をたどることになるのは目に見えています。

 鯉屋さんも、稚魚育成用に水槽を用意するときは、15cmくらいの鯉を2~3尾パイロットフィッシュとして放すことを奨めています。






↓読まれた証に、一押しお願いしますm(_ _)m
にほんブログ村 観賞魚ブログ コイ・錦鯉へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
私、気になります!
月別アーカイブ
プロフィール

部屋で鯉。の人

Author:部屋で鯉。の人



にほんブログ村 観賞魚ブログ コイ・錦鯉へ
にほんブログ村

私、気になります!
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
私、気になります!