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水槽で鯉を飼育するために揃えたい品々(実践篇)

 ここでは、それぞれの道具が具体的にどのような働きをするのかを紹介します。
 なお、ここでは具体的な商品として、主にジェックスという東大阪市の会社の製品を紹介します。
 なぜジェックスの製品を挙げるのかといいますと、ここの製品はたいていのホームセンター(小規模店舗を含む)に置いてあり、入手がたやすいからです。
 また、ホームセンターによっては、金魚用の水槽セットをプライベートブランドで販売していますが、OEM元がジェックスの場合が多いように見受けられます(うちの地域だけで、ホームセンター4系列中3系列がジェックスのOEM品を販売しています。残り1系列のホームセンターでは、黒地に赤色の刺繍でジェックスのロゴ入りポロシャツを着た営業さんらしい方を見かけました。その店も「ジェックスの製品が少ない」というわけではなく、売場面積的にコトブキ製品の方が幅を利かせている、という感じです)。
 ネットスラングでは“ゲッ糞”と呼ばれたりしていますが、製品の流通量が多いことがそう呼ばれる原因のひとつではないかと思います。

 とはいえ……。
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 ジェックス製の水槽ラックにジェックス製の水槽を置いたら、なぜか隙間が空いているというのは、ここだけの秘密です(ジェックスのラックは5千円札でお釣りが来ますが、他社のラックはプラス1万するんですよね……)。

 アフィリエイトまみれになってしまいましたが、各道具の詳細と、価格を把握していただくために、この形を取らせていただきました(活用していただけると、うちの子たちにおいしいエサをあげられますm(_ _)m)。





鯉を飼い始めるまでに買っておく必要がある道具


★水槽

 鯉の棲み家となる水槽は、さしずめ泳ぐ宝石の展示ケースともいえます。
 水槽の大きさには大小さまざまなものがありますが、ここでは横幅60cmの水槽をお奨めします。
 それには理由があります。

理由1:60cm水槽は普及価格帯の商品

 水槽だけでなく、濾過装置や照明などの周辺機器も含めて、60cm水槽が最も費用対効果が良いのです。



 60cmを越える水槽は、その濾過装置や照明なども含めて、値段が急激に高くなります。 
 下は、同じメーカーの90cm水槽です。

(参考)


 また、60cm未満の水槽が、60cmの水槽に比べて安くなるかというと、そうでもありません。
 下は、同じメーカーの45cm水槽です。

(参考)


 ご覧のとおり、60cm未満の道具の方が、60cm用の道具よりも高いことすらあります。

理由2:設置場所に対する負担が小さい

 60cm水槽を満水にした場合、およそ57リットルの水が入ります。
 つまり、水だけで重量が57kgとなります。
 しかし、90cm水槽は、単に長さが1.5倍になるだけでなく、高さも奥行きも増えるので、満水にするとおよそ157リットルの水が入ります。
 つまり水だけで重量が157kgにもなります。
 120cm水槽になると、水容量は200リットル以上に達します。
 つまり、置く場所に神経を使わなければならなくなります。
 まず、下手な家具の上になど置けません。
 絨毯や畳の上に置いたとしたら、置いた場所に歪みが発生し、その歪みで水槽まで歪んで、最悪の場合は200リットルの水(浴槽1杯分に近い水量!)が部屋の中にぶちまけられるというリスクを伴います。
 そのような危険を避けるためには、専用の水槽台を買うことになりますが、それだけで多分60cm水槽のフルセットを揃えるよりも多くのお金が飛んでゆきます。

 しかし、60cm水槽の重量であれば、置き場所にそれほど神経質になる必要はありません(ただし、気を配る必要はあります)。
 フローリングに配置することもできますし、畳の上に合板や、安いすのこを置くだけでも充分でしょう。
 もし心配なら、車のトランクに敷くラゲッジマット(受け皿)を使えば、保険になるでしょう。
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 写真のラゲッジマットは、ホームセンターで1,380円でした。


★なるべく強力なフィルター(濾過機)

 “泳ぐ宝石”といっても生き物ですから、ご飯も食べればフンもします。
 そのフンなどの有害な物質を、何らかの方法で取り除いてやらなければなりません。
 フィルターは、言わば小さな下水処理場です。

 先に水槽を60cmと決めたので、フィルターも60cm用のものを購入することになります。
 ここで気をつけなければならないのは、鯉は、他のサカナよりも極めてよく食べ、よくフンをするということです。
 そこで、濾材が詰まってしまうのはある程度あきらめて、全力で水を循環し続け、なおかつ簡単にメンテナンスできる設備を考えることになります。

 その条件に該当する商品がこちらです。



 このフィルターは、水槽の上に載せて利用する“上部式フィルター”という種類のフィルターなのですが、さらに濾材の配置場所が上下2段に分かれています。
 つまり、上の濾材で大きめの汚れをブロックして、下の濾材で通常の濾過を行う形になっています。
 上の濾材のケースは透明なため、詰まり具合が目ですぐわかりますし、濾材を交換する際に水の中に手を突っ込む必要もありません。
 さらに、ポンプの能力も高いので、全力で水を循環し続けてくれます。
 鯉のように、水を汚すサカナにはうってつけです。

 ただ、残念なことに、グランデカスタム600は店頭ではなかなか見かけません。
 最新版のカタログにも載っているので、廃版になっているわけではないようなのですが……。

 その場合は、次の二つの商品を組み合わせることで、ほぼ同じ環境を構築できます。



 グランデ600Rは、ネットでは「ジェックスの良心」と呼ばれる人気を誇っています(そう呼ばれる商品は他にもあるのですが)。
 その上にウェット&ドライろ過槽を乗せることで、強力ポンプで汚水を吸い上げ&追加マットで粗ゴミを取るという強力タッグが完成します。

 先に紹介した60cm水槽とフィルターのセット製品もあるのですが、このセットに同梱されているフィルターは揚水能力が劣るため、あまりお奨めしません。

(参考)


 ただ、安い水中ポンプを併用し、ホースを使って水を上部式フィルターの上に送り込むという裏技もあるようです。

(参考)


 なお、上部式フィルターよりさらに強力な濾過能力を持つ濾過装置として、外部式フィルターというものがあるのですが、メンテナンスが面倒、密閉されているため酸素が水に溶け込みにくい、そして何より高価(本体も消耗品も)であり、このサイトの“安く鯉を飼う”という主旨に反するので、詳しくは紹介しません。

(参考)


★ガラスフタ

 買って来たばかりの小さな鯉は、慣れない水槽から飛び出そうとするので、蓋が必須です。
 うちでは、最初は鉢底ネットで蓋の代わりをしていたのですが、部屋に入ると畳の上に吹っ飛んだ鉢底ネットとピチピチ跳ね回る鯉がいた……ということがありました。
 なお、ガラスフタには、上部式フィルターとセットで使う幅のものと、水槽のちょうど半分のサイズ(つまり、2枚で水槽全面を覆うことができる)が存在します。
 今回は、上部式フィルターで覆われていない部分のフタをするので、前者を選びます。







急いで揃える必要はないが、いずれ必要になるもの


●水温計

 鯉はサカナなので、変温動物です。
 水温によって活動が活発になったり、冬眠に近い状態になったりするので、水温の変化には常に気を配る必要があります。
 室温が20度を切る、または30度を超えるような時期になる前に用意しましょう。

 水温計には、アナログ式とデジタル式があります。

↓アナログ式・デジタル式↓


 アナログ式は、百均でも入手できます。
 デジタル式は、反応が速いため水替えの際に便利なほか、最高温度と最低温度を記憶する機能がついているものが多いので、昼夜の寒暖差の激しい時期に備えて、ひとつは持っておくと便利です。

吸盤の劣化対策

 アナログ水温計には、細いタイプと太いタイプがあります。

↓細いタイプ・太いタイプ↓

 個人的には、細いタイプをお勧めします。
 理由は、どんな水温計でも、そのうち吸盤が劣化して外れてしまうのですが、細いタイプであれば、百均で手に入る吸盤の穴に差し込んで再利用することができるからです。

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 上の写真は、ジェックスの水温計と百均で4個セットの吸盤の組み合わせです。

 また、鯉は水温計をつついて水槽のガラス面に当て、壊してしまうことがあるのですが、次の写真のように固定すれば、壊されるのを防ぐことができます。

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 もし大きさの合う吸盤がない場合は、アクア用のエアチューブを固定するキスゴムと、エアチューブの切片を組み合わせることで、似たようなことができます。

1.エアチューブを短く切ります。
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2.チューブを開くようにカットし、水温計をくるみます。
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3.エアチューブ固定用のキスゴムで固定します。
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●ヒーター

 鯉は変温動物なので、冬になり、水温が10度を切ると、半ば冬眠状態に入ります。
 しかし、部屋で飼っている場合、人が起きている時間はエアコンをつけたりストーブを焚いたりするため室温が上がり、人が寝室に行ってしまうと室温が下がる形になります。
 この極端な寒暖差を吸収するためと、冬でも生き生きとした鯉を楽しむために、水温を一定以上に保つ働きを持つヒーターは欠かせません。
 ヒーターには、次の3タイプがあります。

温度調節が可能で、ヒーターが取替え可能なもの
(ヒーター・温度センサー独立型)




 温度の設定が変更可能なので、冬場は20℃程度に設定しておき、必要(魚病対策など)に応じて温度を上げることができます。
 次に紹介するヒーター・温度センサー一体型と比べて、ヒーターと温度センサーが分かれているため、配線がごちゃごちゃするという欠点があります。しかし、ヒーターは消耗品という扱い(1年程度で交換することが望ましい)らしく、ヒーターが経年劣化した場合も安い交換用ヒーターを購入すれば事足りるので、長期的なランニングコストの点で優れています。
 なお、交換用ヒーターはこちらです。



温度調節が可能で、ヒーターが取替え不可能なもの
(ヒーター・温度センサー一体型)




 こちらはヒーターと温度センサーが一体なので、配線がすっきりしているという利点があります。
 店頭価格では、先程のヒーター・温度センサー独立型と同じ程度の値段で売られています。
 配線を少しでもすっきりさせたい方は、こちらを選ぶと良いでしょう。
 ただし、ヒーターの交換はできないので、ヒーターが経年劣化するとまるごと買い替えが必要です。

温度調節が不可能なもの
(ヒーター・温度センサー一体型)




 こちらは温度が26℃固定になっていて、水温が26℃を切ると、ヒーターがオンになり水温を26℃に保ちます。
 配線は最もシンプルですが、鯉には26℃も必要ないので、オーバースペックでしょう。
 しかも、店頭価格では温度調節が可能なヒーターと1000円くらいしか違わないので、電気代や汎用性を考えると、限界までイニシャルコストを下げたい場合にしか選択することはないでしょう(そこまでイニシャルコストを下げたいのなら“そもそも鯉にヒーターは必要か?”という話になってしまいます)

 60cm水槽の場合、150W程度のヒーターが必要とされています。
 これは室温が10℃以上の場合なので、室温が氷点下になるような部屋の場合は、もうひとつ上のグレード(200W程度)が必要になると思われます。
 なお、鯉が病気に罹った場合には、治療の際に水温を上げることが有効であることもあるので、温度調節が可能なものを購入することをお奨めします。

ヒーターカバーについて

 ヒーターにサカナが触れるとヤケドの恐れがある、との触れ込みで売られている商品です。
 以前は紹介していたのですが、現行商品のヒーターにはカバーが標準装備されているため、不要となりました。
 もっとも、アクアショップでこれを使っているのを見たことがないのですが・・・。







急いで揃える必要はないが、あったほうが安心なもの


○底面フィルター

 水槽の下部から水を吸い込む底面フィルターを、さきほど紹介した上部式フィルターに直結することで、大量に発生するフンを底に吸い付けて、水流とバクテリアで細かくさせ、底面フィルターに吸い込ませ、上部式フィルターで処理させることができます。
 鯉を楽に飼育するには、必須の装備といえるでしょう。
 (独立したフィルターとして考えるより、上部式フィルター用の巨大なストレーナーと考えていただいた方がいいかも知れません)



 なお、基本パーツの大きさが14cm×7cm(マルチベースフィルターLにはこれが9枚入っている)なので、60cm水槽の底(幅60cm×奥行き30cm)をすべて埋めるためには、基本パーツが16枚必要になります。
 “オプションベースフィルター”という、基本パーツが3枚入ったセットがあるのですが、もし水槽の底をすべて埋めたいのであれば、マルチベースフィルターLを2つ買ったほうがお得でしょう(そこまで底面フィルターを拡げても、隅っこまで吸引力があるとは思えないので、なかば自己満足の世界ですが……)。

(参考)


○敷石

 敷石を選ぶ際は、底面フィルターの吸い込みを阻害しないよう、ある程度大きめ(直径2cm以上)の石を選ぶといいでしょう。
 大きめの石を使うことで、底に沈んだフンが隙間に吸い込まれ、フンが見えにくくなる効果もあります(底面フィルターを使う際の一般常識は“敷石を濾材の一部として使う”ことが原則なので、ここで奨めている方法は、言わば邪道です)。

 お勧めはサンゴ石(直径が2cm以上の塊のもの)です。
 フンなどで水を汚す魚(鯉!)の場合、長期的に見て水質が酸性に傾いてしまうものですが、サンゴ石には酸性化を抑える性質があります。
 また、多孔質であることから、アクアリウムショップの大きな水槽(ディスプレイ用の大型什器)の濾材としても使われており、濾材としての効果も期待できます。
 うちの場合、最初にホムセンで購入したものの量が足りなかったので、後で買い足そうとしたらどこにも売ってなくて困っていた(小粒、いわゆるサンゴ砂なら、どこにでも売っているのですが……)ところ、こちらを見つけ、2kgのものを2つ購入しました。
 60cm水槽を埋めようと思ったら、5kg程度は必要かと思います。


 ↑こちらは1袋5kgのものです。

 なお、底面フィルターのすぐ上に直接敷石を敷くと、あとで底面フィルターに挟まったりして掃除の際に苦労するので、次に紹介する鉢底ネットを敷き、その上に敷石を敷くほうが、掃除の際に便利です。


○鉢底ネット

 ダイソーでA4サイズ3枚セットで売られているものを、水槽の奥行きに合わせて切り(1cm程度)、底(底面フィルターの上)に3枚を一部が重なるように敷きます。
 この上に敷石を敷くと、敷石を洗いたい際に、鉢底ネットを持ち上げることでスコップで取り除けない分の敷石が簡単に回収できるようになります。
 なお、50cm×100cmのネットが210円で売られているので、これを水槽のサイズに合わせてカットする方法もありますが、3枚に分かれているほうが取り回しが楽です。
 ただ、鉢底ネットが重なる部分は底面フィルターの吸水力が弱まることになるので、メンテナンス性とのトレードオフになります。


○エアカーテンとエアポンプのセット

 
 月刊アクアライフ 2012年11月号の錦鯉特集には、エアレーションを多めにするよう何度も書かれています。
 エアレーションの空気はエアポンプ(いわゆるブクブク)から送られる空気なので、飛び出し対策で水槽フタが必須である錦鯉の場合、水槽内の空気が澱む対策になります。

 また、理系の方はご存知かもしれませんが、夏場などで水温が34℃を超えると、水中の溶存酸素量が急激に下がる上に、バクテリアの活性化によって水中の酸素の量が減りやすくなるので、室温で飼育している(特に冷却対策をしていない)方は、エアレーションによって

・水の蒸散を促進し、水温の上昇を抑える
・バクテリアの活性化による酸素量の減少をカバーする

 という効果が期待できます。

 さらに、水槽を掃除する際には上部式フィルターを止めることになるので、その時に鯉に酸素を与えるためにも、ゆくゆくはエアポンプが必要となります。

 また、めったにない事だとは思うのですが、うちでは、いたずら好きな鯉が上部フィルターのパイプに体当たりしてパイプが外れてしまい、上部フィルターの水流が止まってしまったことがありました。
 もし上部フィルターしかない状態で、出張などで何日も家を留守にしていたら、鯉が窒息してしまっていたかもしれません。
 エアカーテンを入れておけば、そのような事態に対するフェイルセーフともなるでしょう。

 なお、今までに金魚などを飼っていて、後述の投げ込み式フィルターが余っているのであれば、そちらで代用することもできます。





必須ではないが、あったほうが望ましいもの


◇投げ込み式フィルターとエアポンプのセット
(エアカーテンを設置しない場合)

 鯉は大量のフンをします。大事なことなので何度でも言います。
 フンは下に沈むので、先に述べた底面式フィルターと上部式フィルターを併用して、フンを水槽の下に集めておき、バクテリアの力でゆっくりと分解させるのですが、これだけだと鯉が激しく動いたときにフンが舞い上がって美観を損ねます。
 そこで、投げ込み式フィルターの併用をお奨めします。
 投げ込み式フィルターは、エアポンプと連結し、空気の力で周囲の水を吸い込み、濾過します。
 つまり、水を濾過しつつ、水中に酸素を与えることで、汚れを分解するバクテリアを活性化させます。
 投げ込み式フィルターを利用するためには、エアポンプの購入が必須です。
 これらは単体でも売っているのですが、セット売りの商品を買ったほうがお得です(どういうわけか、セット売りの値段とエアポンプ単体の値段が一緒な店すらあります)。



 ちなみに、バラで買うとこうなります(ネット通販では、バラ売りの値段の方がセット売りの値段より安いことすらあります)。

(参考)


 投げ込み式フィルターの中身は活性炭入りの濾材なのですが、もし詰まってきた場合は、正規の交換用濾材ではなく百均の水槽用ウールなどを突っ込んでおけば充分だと思います。
 フンを吸って酸素を供給できればそれでいいので。

(参考)


フィッシュレットについて

 水中のフンをエアーの力で効率的に集める道具です。

 

 大型の肉食魚など、大量に食べて大量にフンをする魚をベアタンク(底面に何も敷かない状態)で飼育する際に効果を発揮するとのことです。
 うちでも使ってみたのですが、

 ・敷石が邪魔になって本来の効果を発揮できなかった
 ・敷石を敷いてしまったため、そもそもフンを回収する必要がない
 ・要するに、フィッシュレットの実力を発揮できる状態でのテストができていない

 ため、効果は未検証とさせていただき、考えられるメリットと注意点のみを挙げることとします。

メリット
 ・底面フィルター・敷石・鉢底ネット・エアカーテンとエアポンプのセット・投げ込み式フィルターとエアポンプのセットがまるごと不要のため、安上がりとなる
 ・フンすくいの頻度が少なくなる

注意点
 ・でかい(60cm水槽ではかなりの存在感があります)
 ・強力なエアポンプが必要(一番安いエアポンプでは力不足
 ・固定具がないため、鯉がフィッシュレットを転倒させて遊ぶかもしれない
 ・フンを分解・除去する器具ではない(集まったフンの回収は必要)

 エアポンプについては、上で紹介したような e-AIR 1000SB(0.8L/分)では出力不足なようで、120cm水槽向けのe-AIR 2000SB(1.5L/分)程度が必要なようです。



 うちで試用した際にはe-AIR 6000WB(2.5L/分)を利用しました。
 上で紹介したエアポンプは、強力ですが高級品ではないので、それなりの動作音がします。
 Amazonでは水作 水心 SSPP-2S (3.5L/分!!)を勧められます。

 強力なエアポンプと拡張キットを併用することで、さらに吸引力を高めることもできます。
 



◇ブラックホール(色素吸着剤)

 鯉は大食漢で、食べた分は当然フンとして水中に排出されるので、どうしても水にエサの色がついてしまいます。
 飼育環境としては特に不都合はないのですが、せっかくの水換え作業後たった数日で水に色が付いてしまうと、ちょっとゲンナリしてしまうのも確かです。
 ブラックホールを使用すると、2ヶ月間は充分に効果を発揮し、輝く水を維持してくれるうえに、ニオイも抑えることができますので、なるべく安く、手間を掛けずがモットーの当方として、使用を強く推奨します。

↓使用前
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↓使用後(24時間経過)
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 もちろん、本来の用途である吸着濾材としての性能もピカイチです。
 実際に鯉を飼い始めて、水に色が付き始めてからでも、ご検討してみてはいかがでしょうか。



◇水槽用ライト

 部屋が充分に明るく、鯉が泳いでいる姿をはっきり見ることができれば必要ありませんが、せっかくの泳ぐ宝石ですから、ここはぜひ光を当ててその姿を楽しみたいものです。

 最近では、LEDライトがメインストリームになっています。


(いずれも60cm水槽用)

 ただ、LEDライトはちょっとお高いので、昔ながらの蛍光灯ライトも紹介します。
 ちなみにこのライト、蛍光管はふつーのPanasonic昼白色だったりします。
 また、50Hz用と60Hz用で分かれているので、購入の際に注意が必要です。

←50Hz 60Hz→

 なお、室内で鯉を飼育する場合、太陽光が当たらないことによって、せっかくの柄が薄くなってしまう「退色」が問題となりますが、太陽光に近い三波長型蛍光管を使用することによって、ある程度は退色を抑える効果が見込めるようです。
 上で紹介したライトは蛍光管が1本ですが、次に紹介するライトは三波長型蛍光管を2本使用しています。

←50Hz 60Hz→

 退色を抑えるだけでなく、強力なライトで光る銀鱗を鮮やかに映し出してくれることでしょう。


◇照明リフト

 夏の暑い時期には、蛍光灯の発する熱が水温に与える影響もばかになりません。
 照明リフトを使えば、蛍光灯を水槽から離すことができ、通気性もよくなります。



 なお、照明リフトは脱着可能なので、暑い時期には照明リフトで蛍光灯を持ち上げて放熱し、寒い時期には照明リフトを外して蛍光灯を直に置き、その発する熱を水温の維持に利用することができます。



◇受け皿(車のラケッジマット)

  こんなものをサカナを飼う際に必要、と言っている人は、多分他にほとんどいないと思うのですが、保険のようなものです。
 万が一の水漏れに限らず、水槽廻りはけっこう水が垂れることが多いので、あれば便利です。

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 写真のものは、ホームセンターで1,380円でした。





メンテナンス用品

 水替えや水槽の掃除をするために必要な道具類です。
 すべて必須です。


●水換え用ポンプ

 水槽の水を汲み出す際に必要です。
 石油ストーブに灯油を入れる際に使う手押しポンプに似たものです。単に水を汲み出すだけなら、灯油用でもいいのですが、水槽の敷石を吸い込まないよう、吸い込み部が格子状になっています。
 ホームセンターによっては、プライベートブランドで格安品が売られています。



●バケツ

 水槽専用にバケツを2個以上用意しましょう。
 掃除用のバケツなどを使いまわすと、わずかに残った洗剤が鯉に悪い影響を与えるかもしれません。
 百均の8リットル程度のもので充分ですが、15リットル程度の大きなものを選んでおけば、水槽の中の道具類を洗面所や風呂場に運ぶ時に便利です。


●タライ

 水槽を掃除する際に、鯉や水を移すために使います。
 百均で一番大きなものを買えば充分です。


●魚用ネット

 百均で一番大きなものを買えばOKです。
 アクアリウム用品としては、こちらになります。



●柄つきスポンジ

 水槽の内側をゴシゴシするのに使います。
 百均のもので充分です。
 アクアリウム用品としては、こちらになります。



●パイプ掃除ブラシ

 百均で、複数のサイズのブラシをワンセットにしたものが売られています。
 濾過機のパイプの中を掃除する際に使用します。
 アクアリウム用品としては、こちらになります。




●砂利スコップ

 メッシュで出来ていて、敷石を掬った際に水が抜ける便利なスコップです。 百均で入手できます。
 アクアリウム用品としては、こちらになります。




●水に浮く水温計

 こちらの水温計は、お風呂の湯船に浮かべるタイプのものです。
 水換えの際に、水槽に入れる水の温度を把握するために必要です。





消耗品

 水槽用具の中には、消耗品が必要なものがあります。


●濾材(フィルターマット/バクテリア活着材/吸着濾材)

 濾材は、鯉を水槽で飼育するためのコアになる部分です。
 鯉がひり出す大量のフンに対して、濾材は3段構えで立ち向かいます。

1.フィルターマット:大きめのフンを漉します。
2.バクテリア活着材:バクテリアの住みかとなり、小さなフンや汚れを分解します。
3.吸着濾材:バクテリアが分解できない、水中に漂う汚れを吸着します。

 これでも分解しきれない汚れは、最終的には水替えによって水槽の外に追い出すのですが、それについては後述します。

 フィルター(グランデカスタムやグランデ600R)を購入すると、最初に必要な分の濾材は添付されています。
 しかし、これらは消耗品なので、定期的な交換が必要となります。

 フィルターマットは、百均でも売っています。
 アクアリウム用品としては、こちらになります。


 バクテリア活着材は、最初に添付されている量で上部フィルターの専用置き場を充分に埋めることができますが、できれば1箱(2袋入り)程度を買い足し、フィルターマットの下に敷いておくとバクテリアの住みかが増えます。
 消耗品として紹介しましたが、数年程度は使用が可能です。


 吸着濾材は、活性炭やゼオライトなどの力で汚れを吸着するものです。
 濾材の表面の微細な孔で汚れを吸着するのですが、孔が塞がってしまったら効果がなくなるので、消耗品の中ではもっとも頻繁に交換が必要となります。
 先ほど色素吸着剤として紹介したブラックホールは強力な吸着濾材なので、ブラックホールがあればそれで十二分です。

 
 黄ばみ対策を必要としていない(ブラックホールを投入するまでもない)場合は、グランデ600Rに添付されるグランデマット-Pを購入すれば、フィルターマットと吸着濾材がセットになっています。



●エサ

 金魚のエサと同じもので充分ですが、色揚げ剤入りのものや、浮上性のもの、沈下性のものなど様々な種類があるので、好みで選べばいいと思います。
 浮上性はエサがどこにあるかわかりやすいですが、本来、鯉は池の底の泥をゴソゴソ漁ってエサを得るサカナなので、沈下性のほうが鯉の性に合っているかもしれません。


●カルキ抜き剤(水道水で飼育する場合)

 百均でも売っています。
 アクアリウム用品としては、こちらになります。







普段は必要ないが、非常時に必要となるもの


・薬剤

 鯉が病気になった場合に必要です。
 どんな薬が必要なのかは、病気によって変わるので、薬の使用期限切れを防ぐためにも、病気に罹ってから購入すれば充分です。


・スポイト

 鯉が病気になった場合に、薬剤を投与するために必要です。





必要そうで、実は必要でないもの

 あえて紹介しておきます。

・水草

 水槽の中の水草は、美観上、欲しいと思ってしまいがちですが、鯉を飼育する場合は必要ありません。
 引き抜いたり喰いちぎってバラバラにされるだけです。
 また、鯉のフンの量は凄まじく、水草の浄化作用では焼け石に水です。
 景観上の理由で水草を配置したい場合は、人工水草を使用しましょう。

 


・アクセサリー類

 水の中に配置して楽しむ水車小屋や橋などの類がありますが、鯉のしっぽでなぎ倒されるのがオチです。
 鯉が小さいうちは、魚のかくれがなどがあるとそこに隠れる鯉もいますが、鯉がなぎ倒した拍子に水槽が壊されてはたまらないので、入れないほうが無難です。

(参考)





補足

 月刊アクアライフ 2012年11月号にて、錦鯉を水槽で飼う特集が組まれました。



 記事のコンセプトは、

・水槽で手軽に錦鯉を楽しむ方法を紹介する
・錦鯉の魅力全般を紹介する

 の二本立てで、錦鯉を飼育できる水槽のセットも紹介されています。
 こちらの日記で詳しく取り上げましたので、ご参考にどうぞ。






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